昨日、2014年のノーベル物理学賞の受賞者が発表された。
残念ながら、今年は残業で帰宅が遅くなり、王立科学アカデミーのライブ中継は見る事が出来なかったが、ツイッターのタイムラインで結果を見ていた。実は、発表の日付を1日間違えていて、8日だと思っていた。今日は化学賞の発表日だ。
今年は、青色発光ダイオード(LED)に関する研究で、日本人3名(うち米国籍1名)の先生方が受賞された。
2008年以来、6年ぶりの快挙ではないか。
赤崎勇先生
天野浩先生
中村修二先生
おめでとうございます!
20世紀は白熱電球によって照らされた、21世紀はLEDによって照らされるだろう...
うーん、名言だ。
青色LEDについては、赤崎、天野両先生によって窒化ガリウムやp型、n型結晶の作成技術と言った基礎技術が確立され、中村先生によって高輝度かつ長寿命の実用に耐えうる量産技術が開発されたとの事である。以前から、ノーベル賞の候補に挙がっていたと記憶しているが、ようやくLEDの技術がこの世に恩恵をもたらしたと言う事が認められたと言う事だろうか。
中村先生などは、会社との訴訟などで有名になったが、どの先生も自分の研究が必ず実を結ぶ事を信じて、批判にさらされながらも辛抱強く努力を重ねて来られたのだなあと感じた。
ところで、大栗先生が朝日新聞のWEBRONZAで予想していた内容が、去年に引き続きまたも的中。さすがに一流の研究者と言うのは研究の価値を的確に判断出来るものなのだと感動した。
例によって、とね日記のとねさんも今年のノーベル物理学賞についてブログを書いておられる。上記はとね日記からも少し借用させていただいた。