Steve Jobs氏が亡くなって3年になる。
今年3回忌かと思っていたが、3回忌というのは亡くなってから満2年が過ぎた時点だと言うそうで、去年が3回忌だったとわかった。
芸能人とかスポーツ選手でもない会社経営者が、その死に際してあれ程までに注目を集めたのは非常に珍しい事だったのではないか。それはJobs氏が世に出した製品によって多くの人に夢を与えたからだと思う。
コンピューターや携帯電話と言った、人間の未来を想像する電子機器は色々あるけれど、Appleの製品ほどその夢を感じさせる物は他になかったのではないだろうか。コンピューターではMacintoshと言うマウスとグラフィカルなインターフェースで他と一線を画したパーソナルコンピューター、電子機器ではiPodを初めとしてiPhoneやiPadなどこれからの未来を感じさせる製品を世に送り出して来た。
スマートフォンと呼ばれる物が現在は主流になっているが、ここまでになったのはやはりiPhoneの存在かなと思う。iPhone以前にもスマートフォンはあったが、一部のマニアかビジネスマンくらいだったのではないか。現在様々なスマートフォンが出ているが、ぼくはiPhoneがやはり好きである。単に性能がどうとか言うのなら、ほとんど違いはないと思うが、iPhoneには設計思想と言うか、Jobs氏の思いが込められていると言う事が伝わって来る製品だった。
そう言う意味では、Steve Jobsと言う人は自分の製品に込めた思いを人々に伝えるのがとてもうまかったのだろう。
昨日、会社に入社して3年だとブログを書いていたが、今の会社に入社してすぐにJobs氏の訃報を聞いた事を思い出す。確か、最初はぼくがよく聴いているポッドキャスト番組「ワンボタンの声」を配信しているyamamuraさんのツイートだったな。
亡くなるにしてはちょっと早かったのが惜しまれる。
Appleは巨大企業になり、Jobs氏がいなくなった事を危ぶむ声は多い様だが、これからも夢を与える製品を作り続けて欲しいと思う。