10月に入り、下期が始まった。
ちょうどこの異動の時期に、現在の会社へ就職したのを覚えている。入社した頃は、宇都宮の職場でかなり忙しく、毎日夜遅くまで、時には明け方まで仕事をしていて、仕事がきちんと出来ないと良く怒鳴られたものである。その宇都宮に1年半、現在の伊勢崎に移ってから1年半、もう3年になる。歳をとったせいか、時が経つのが非常に早く感じられ、十分なスキルが身に付かないまま時間だけが流れている様にも感じる。
ただ、ここ伊勢崎に移ってからは仕事が楽しくなり、業務に関わる資格も運良く取る事が出来た。
今年の3月からは、以前から希望していた流体解析の仕事が出来る様になり、業務経験の幅も広げる絶好の機会をいただいている時期だろう。この期になんとか、流体関連の業務について知識を深め、自分の核となるような技術を身につけたい。
4年前、失業して自分のイメージする様な仕事がなかなか見つからなかった時、横浜で自分の希望する仕事だと思ったものが、全く期待と違ってどうしてこんな事になったのだろうと自問していた時期、会社を辞めなければ良かったのではないかといつも後悔していた様な気がする。
しかし、3年前に今の会社に入る事で、前の会社にいたら出来なかっただろうと思われた事が現実になり、自分の考えていた業務に近づけたのは思い切って変わって良かった事なのだろう。現在のぼくは、何事もあまり深刻に考えず、日々自分のなすべき事に集中していれば、そのうち自分がこうありたいと思っていた日常が見えてくる様な気がしている。
また1年無事に仕事が出来た事に感謝したい。