昨年末に受験した、計算力学技術者認定試験の結果が先日届いた。
群馬に来てから、会社から技術アドバイザーなる役割をいただいたが、業務経験は結構な年月になるものの、資格と言うものとは無縁であったため何か持っていた方が良いと思い、一昨年から受験を始めている。
手始めに自分に関係のある、計算力学の資格を得る事にしたのだが、試験勉強を通して解析の面白さを改めて認識出来た事は良かったと思う。一昨年の試験では業務上の事もあり、固体FEM分野の1級と2級を受けたのだが、無事に合格出来て安心していた。
去年の受験では熱流体分野を受験。去年の3月から就業先が変更になり、業務も構造解析から流体解析に変更と言う事になり、ちょうど同じ分野で受験の機会を得た。固体の時と同じ様に、夏に受験を申し込み、標準問題集も購入して受験の準備をした。
しかし、流体は難しかった。特に1級は広い分野にまたがり、受験は3分野のうちの1分野のみを選択すると言う形式だったのだが、準備段階で勘違いをして全分野の問題に手を付けていた。まあ、1分野に集中したら本当にその分理解が深まったかは謎であるが...。
試験は午前中1級、午後から2級を受けたのだが、さすがに1級は難しく、終わった後もちょっと合格は難しいだろうと言う印象だった。2級に関しては特に問題ないと感じていた。
先日届いた結果は案の定、予想通り!!
2級は合格したものの、1級は不合格。マークシート問題でかなりカバー出来ればと思っていたが、筆記式の問題が全滅だったのでやはり合格には届かなかった様だ。筆記問題が出来ないと言う事は、きちんと理解していない事の証拠であり、改めて自分の言葉で表現出来る実力をつけなければならない事を痛感した。
目標としては一応2級合格だったので、達成したと言っても良いのだろうが、筆記が全く出来ないと言うのがあまりにも情けなくて、素直に喜べない状況である。いくらかでも出来たと思える問題があれば...。
まあ、結果は結果なので今後の試験に向けて、自分の言葉で表現出来る様に理解を深めたい。
せっかく流体に関する業務に就ける機会に恵まれたのだから、これを機会に精進しよう。
とりあえず2級は合格通知をいただきました。
