先月から新しい就業先となり、このひと月でも様々な事があった。
もう先月の話になってしまったが、10月は4年前に現在の会社に入社した月で、毎年この時期になると当時の事が思い出される。今でこそ、毎日穏やかな気持ちで会社に通う事が出来るようになったが、あの頃は会社へ行くのが非常に憂鬱だった。
4年前は、1年間の失業時代を経てようやく就職に踏み切った年だったのだが、新しい会社で希望を持って仕事をしようと思ったのもつかの間、仕事が思うように勧められず3ヶ月くらいで毎日憂鬱な日々を過ごす事になってしまった。そんな事から8月には退職を決意し、現在の会社に就職することになる。当時はいつもどうしてこんな事になったのだろうかと、自問自答の繰り返しだったが、結局のところ本当に自分の人生と向き合うのを避けていたのかもしれない。
現在の会社へ就職しようと思ったきっかけは、それ以前に働いていた会社でやり直そうと思ったからである。いやな仕事から逃げる事だけを考えてきたが、やはりもう一度やり直して克服してやろうというのが動機である。
以前の会社には、募集の打ち切りから戻る事はなくなってしまったが、その同業者である現在の会社に就職する事になった。ここでも最初は結構きつくて、本当にやっていけるのか不安になった事もある。しかし、今度は3ヶ月も務めるうちに次第に以前のような憂鬱さは無くなり、仕事に行く事が苦にならなくなった。最初の宇都宮での就業期間は、自分のそれまでの逃げを克服する期間だったのかもしれない。
宇都宮で1年半仕事をした後、群馬の伊勢崎に移動。ここでの仕事は非常に楽しく、以前はいやで仕方がなかった構造解析の業務がなぜか非常に面白くなった。職場の雰囲気も良かったし、家でも資格の勉強が楽しくて充実した期間だった様に思う。解析技術者関係の資格も取る事が出来、今まで経験した事のない業務を経験させてもらえた。
群馬での2年半は自分の技術を広げる非常に良い期間だったと思う。
しかし、今の会社に入社してもう4年とは...。ちょうど節目の時期に就業先が変わり、茨城に来る事になった。今後は今までの技術を掘り下げて深める事に重点を置きたい。構造と流体の両方がわかる解析技術者として、技術を磨いていきたいものである。