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CAEな日常

一応CAE技術者です。日常の出来事、CAEや趣味の物理、数学などの話題を備忘録として。

OpenCAE勉強会@関東(流体など)

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OpenCAE勉強会@関東(流体など)

昨日は新宿でOpenCAEの勉強会。ほぼ1ヶ月に1度のペースで行われているが、なかなか話についていけないのが情けない。先月は都合がつかなくて参加できなかったので、今月は輪講の予習をして挑むつもりだった。が、就業先の変更や引越しで慌ただしく過ごして結局予習が出来なかった。
次回からはもう少しきちんと準備をしよう。

今回の勉強会は、実は2、3日前まで開催されるか不安だった。compassというイベント管理システムで運営されているのだが、残り1週間というところでもぼくと世話人の2人だけが参加になっていたので、まさか他の人は誰も参加しないなんて事は...といらぬ心配をしていたのである。
結局会場には、ぼくの大学の先輩も含めて14人の参加があり、杞憂に終わったわけだが。

ぼくにとっての勉強会のメインは、最初の輪講の時間である。
Versteeg and Malalasekaraの数値流体力学(和訳本)をテキストにして、世話人のTHINKさんが少しずつ講義をされる。今回は有限体積法の最後の内容でTVDスキームを中心に進められた。風上差分、中心差分、ハイブリッド、QUICKスキームと一通り学習して、最後にTVDスキームでまとめる。
対流項スキームは精度と安定性のトレードオフ関係が常についてまわるので、そのどちらも高いレベルで満足させるのはなかなか大変である。TVDスキームはその辺りを安定かつ精度良い計算をするために、流速制限関数といったものを用いて現在様々な試みがなされているところである様だ。

今回の講義で、TVDスキームは本当にいろいろな人が検討、研究しているのだなあという事が良くわかり、OpenFOAMで実装されている制限関数の違いはぜひ自分で確かめておかなければならないと感じた。

今月から就業先が変わり、業務も流体から構造になったが、せっかく始めた流体解析なのでOpenFOAMを使える様になるまで勉強を続けていこうと思っている。ソフトのインストールと簡単なチュートリアルは少しやってみたので、あとは数をこなして使える様にしたい。
後半の発表は帰りの電車の時間もあり、自己紹介と2つの題目が終わった時点で失礼させていただいたが、HPCの話で粒子と磁場の連成解析については興味深い内容だった。また詳しい話を聞いてみたいと思う。

新宿へ来ると昼食に良く利用する桂花のラーメン。


帰りの風景。
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プロフィール

HN:
N. Yokoyama
性別:
非公開
自己紹介:
2011年に再就職するも8月には退職し、また出直そうと10月から新しい職場に就職。現在は派遣技術社員として、機械系CAEの業務に従事しています。
とりあえず、ブログはぼちぼちやっていくつもりです。
以前のブログは
http://ameblo.jp/huitre-va/
(2010年12月終了)
(2013年非日常の出来事として再開)

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