この10月で現在の会社に入社して、ちょうど2年が過ぎた。
2年前の今日、入社手続きの後の初めての出社日で、統括マネージャーと営業の方からオリエンテーションを受けた事を思い出す。宇都宮のオフィスだった。色々会社を変わって4社目の入社だったが、それもすでに2年が過ぎたとは、年を取ってくると時間の流れるのが非常に早く感じる。
2年前、前の横浜の会社にいた時は、仕事をするのが憂鬱でせっかく職を得られる事が出来たのに、どうしてこんな事になってしまったのだろう、こんなはずじゃなかったなどと思いながら会社へ通ったのを思い出す。この時に、いやな仕事から逃げたいと思っても、結局どこかでそのつけは返ってくるのではないかと実感した。いやな仕事はやりたくないと考えて、会社を変わったのだが、どこでもやりたくない事はついてくる...。
そこでまた前の会社に戻ってやり直そうと決め、転職活動を始めた。前の会社に戻れるとは限らないので、数社別会社を受け、とりあえず2社の内定を取った。ところが、肝心の前会社への履歴書を出した所で中途採用は一時停止との連絡を受けた。なかなか自分の都合の良い具合には世の中回ってないもので、内定を受けていたうちの、現在就業している会社へ就職する事に決めた。
結局、逃げ出した先の会社は8ケ月という短い期間しかいなかったが、それなりに勉強になったので今は感謝している。
ところが、2年前の今日、入社して最初の仕事は、自分が戻りたいと思っていた会社で行っていた業務の続きだった。会社は違えども、もう一度同じ開発プロジェクトに携わった事に運命を感じた。この業務がいやで逃げ出したのであるが、とにかくもう一度挑戦してみようと覚悟を決めたのが思い出される。
最初は、担当の方に怒鳴られ、おこられて自分のスキルのなさに情けない思いでいっぱいになりながら、深夜残業などを続けたが、そのうちその事にもなれ、作業もスムーズに出来る様になり、以前に感じた逃げ出したい思いはどこかに消えていた様だ。
そして、半年前に正式に開発プロジェクトが終了。晴れてお役御免になったのかもしれない。
現在は群馬の伊勢崎に場所を移して新しい開発プロジェクトに携わっている。今の仕事はなかなか面白い。また、少し時間に余裕が出て来たため、自分のやりたい勉強も出来る環境になって来た。
「人生楽ありゃ、苦もあるさ」...水戸黄門の歌ではないけれど、嫌な事を逃げていてもいつかはそのツケが来るから、それは自分に課せられた役目だと割り切ってやりきる意思の強さを持たねばいけないなと感じた。
色々挑戦するうちに、自分のやりたい事にたどり着くのではないだろうか。