今日は、東日本大震災から5年を迎える。会社でも、午後の勤務時間に1分間の黙祷を行った。
5年前の今日も仕事をしていた。横浜にいたが、震度5というかなり大きな地震で、近くの関内などは建物が壊れるなどの被害が出ていたことを覚えている。交通機関もマヒして、帰宅できなかった方もおられた。20年以上前の神戸もひどかったが、東日本大震災は別の意味で人生における大きな出来事のひとつだろう。
5年前の地震でさらに追い討ちをかけたのは、福島原子力発電所の爆発事故だ。この事故で、日本中の人々の意識が大きく変わったように思う。知り合いの中にも何人か、それまでと生活スタイルを変えた方がおられた。被害を受けた方々の中にはいまだに復興できず、以前の生活に戻れない人もいると聞く。
先ごろ、NHKが福島に関する誤解を招くような番組を放送していたという話だが、こうした例のない災害には、おかしな噂などが一人歩きしたり、そうした根拠のない流言を悪気はないにせよ拡める人々も現れる。報道機関は事実確認の取れている情報をまず第一に伝え、憶測や噂などを交えて混乱させることは慎んでほしい。
毎年この日が近づくと、今後も様々な情報が飛び交うことだろう。
今日は定時で退社、帰宅してから動画で追悼行事の天皇陛下のお言葉を聴いた。こういう時は、ネットの動画がありがたい。
自分を省みる機会を与えてくれた1日でもあった。