Windows10にアップグレードして次の週、一昨日と昨日の2日間だが、OpenFOAMを使うために再びUbuntuをインストールすることにした。土曜にはうまくいかなくて、結局日曜の夕方近くまでかかってしまったが、なんとかWindows10とのデュアルブートができるようになった。
インストールするのは、Ubuntu14.04LTS。日経Linuxのムック本「これから始めるLinux」の付録DVDに収められている。この本は初心者でもわかりやすそうだったのと、「必ずできる!」などと書いてあって面白そうなので買ってみた。去年の本なので少し古くはなっているが、Linuxを扱う上では特に問題はない。
このDVDで最初にインストールした時は、自分でパーティションを作ることなく、勝手にディスクに領域を設けてインストールされてしまったので、今回は自分の決めたボリュームにインストールしたいと思っていた。ストレージの構成は320GBのSSDと1TBのHDDである。SSDの半分はWindowsが入っており、HDDはデータ専用にしてある。UbuntuもSSDにOSをインストールして、HDDはデータ専用に使いたかった。
ムック本のデュアルブートでのインストール方法のページでは、「UbuntuをWindows7とは別にインストール」のボタンを選んで実行すると、ディスク領域を設定する画面が現れると書かれてあるが、実際に実行するとディスク領域の設定画面は現れず、いきなりインストールが始まってしまう。最初のインストールではこれで失敗し、今回はいくつかのウェブサイトを参考にして「それ以外」を選んでパーティションを設定することができた。
今回参考にさせていただいたサイトは以下のもの。
俺とプログラミング
【BIOS】Ubuntu 15.04とWindows 10のデュアルブート Dual Boot【APIC・MBR】
えび天サーバ ( abten server ) サーバ設定の備忘録
2番目の【BIOS】...はYouTubeの動画でいきなり音楽がかかるので要注意。
えび天サーバを最初に見たのかもしれないが、この方の方法では自分の環境と少し合わなかったかもしれない。まず、空き領域で/bootというブートローダーの領域を作ってしまうと、後の部分が「利用不可」となってしまい、OSをインストールするext4の領域を作れなくなってしまう。これは、先にスワップ領域を作るとなぜか/boot領域を作っても、インストール場所を確保することができた。とりあえず、この方法で
/sda5; スワップ
/sda6; /boot (ブートローダー)
/sda7; / (OS)
として、ブートローダーを/sda6に設定してインストールを試してみた。
インストールは完了したものの、再起動してもWindows10が普通に起動され、Ubuntuの起動ができない。仕方がないのでWindowsでext4のパーティションを削除して再度インストールを試みる。
他のお二方のサイトでは、どうもブートローダーの位置は普通に/sdaを選択し、特に/bootという領域を設けてなかったので、/bootを作るのはやめてまずスワップ領域を確保したら、後はOSの領域にした。今度は、
/sda5; スワップ
/sda6; / (OS)
と言うことで、ブートローダーは/sdaとしてインストール開始...。
どちらにしてもインストール自体は途中でトラブルなど起きることなく、ただ待てば良いだけであったので、こちらも何事もなくインストール完了。再起動すると、OSを選択する起動メニューが表示され起動時にどちらかを選ぶことができるようになった。
最初からうまくいけば、それほど時間はかからなかったのだが、ネットや本に書いてある通りにしてもうまくいかないことが実感できた。また、ネットを調べると違うことが書いてあったりするので、自分の環境と見比べながら作業する必要がある。最近はこんなことから遠ざかっていたので、久しぶりに良い勉強になった。
最初に一番下を選ばないといけなかったのか...。