今日、長年使って来たPHSを解約しにウイルコムカウンターへ行って来た。今使っている機種は2年前に変更したW03である。iPhoneとかAndroidとか言う前に、スマートフォンと呼ばれる物はその前からあった。最初に出したのはウイルコムじゃないだろうかと思うほどである。ただ、今のようなタッチパネル操作ではなく、キーボードが引き出される形になっている。iPhoneと較べると、やはり使いにくい感じは否めない。
もともと、このPHSはAir EDGE"でのデータ通信のため、2005年にDDIポケットと契約したのが始まりだった。最初は音声端末ではなくデータ通信のみ使っていたのだが、世の中周りの人間が携帯電話を個人で持つようになって、連絡が取れないとか何かと不便だとか言われるようになったので、音声端末の機種を持つようになった。しばらくすると、スマートフォンなるものが出たのでデータ通信と通話を一緒にして使うようになった。最初のスマートフォンはSHARP製のW-ZERO3だが、大きいのとスタイラスペンを使わないと操作がやりにくい事で、とても「スマート」とは言えないような印象をうけた。OSはWindows Mobile(バージョン失念)でこれも気に入らないひとつだったかも。当時、SHARPはOSにLInuxを採用したZAURUSというPDAを出しており、スマートフォンにもUnix系OSを採用すればいいのにと思っていたのだ。
DDIポケットがウイルコムになり、世の中携帯電話もPHSも差が無くなってくると、PHSの人気が落ちて来たようだ。ウイルコムがあのような状態になるとはちょっと考えてなかったが、これも世の流れなのだろうなと感じた物である。
実家はケーブルテレビを導入していたのだが、2年前に電話もケーブル電話にした。KDDIと提携しているので母はauの携帯電話を使う事になり、自分もどうしようか迷っていた。ちょうどVALUE-SETで機種変更したばかりだったので、二年契約が終わったら考えようと思っていた。今回、auに移行したのはiPhone4Sの発売が引き金となった。ウイルコムを使うメリットもなくなったし、以前からiPhoneがKDDIから出たら迷わず決めようと思っていたので11月にiPhone4Sを購入し、W03の解約を行ったのである。
解約は、長年使ったわりにはあっけないものだった。確認書をもらっておわり。ちょっと寂しい気もするが、今まで役立ってくれた事に感謝し、新しいデバイスを使って行こう。
ウイルコムカウンターの前にある二荒山神社は、参拝客でいっぱいだったなあ。