先週の土曜日、今年の懸案事項であった計算力学技術者認定試験を受験した。今回は、振動分野の有限要素法技術者の認定である。
早朝から「特急ときわ」に乗り、一路東京へ。試験会場は例年通り、東京工業大学の大岡山キャンパスである。受付が9:40からなので、それまでに到着するとなると結構朝早く出ないといけない。去年は、就業先が変わり、引越しなどしていて結局受験の申し込みを忘れてしまった。
伊勢崎の時は、もう少しゆっくり出たように思うが、いずれにしろ地方から上京する身としては、水戸かつくばにでも会場を作ってくれんかなあと感じる。まあ、地方会場を用意するほどの人数ではないのだろう。
朝が早いので、朝食は大井町駅の「えん」という店でおにぎりセットを頼む。余裕を持って会場へ到着。控室で待機。
さて、いよいよ受験開始、午前中は1級の試験である。問題集を解いていても、やはり知識の足らない部分が多く、業務を何年もやっていても全く触れる事のない問題もあるものだと実感した。特に非線形の振動などはほとんど業務では扱った事がないし、流体との連成などもほとんど業務経験がない。逆にそういう分野は結構特殊な開発分野なのかもしれない。現在は、地震がメインで主にプラントの耐震解析を行っているので、応答スペクトル解析や、刺激係数の問題は馴染みがあった。3年前に受験した固体分野の時は、2級でさえも非常に問題が難しいと感じたが、今回は当時ほどの難しさは感じなかった。とはいえ実際、問題は難しいのだが...。
1級の試験では、大きな失敗をしてしまった。最初に、裏表紙に説明されている解答方法をよく読まずに始めたため、マークシートのぬりつぶし方を間違えていた。試験時間が半分も過ぎた頃に、その事に気付き、急いで消しゴムで消して解答をやり直す。これは結構きつかった。確かに、解答している時に、問とマークの番号が一致しないので、違和感はあったのだが...。しかし、解答しなおすと、この問題は結構点数を取るのが厳しいのではないかと感じた。
一つの問に複数の問題があるのだが、全部正解でないとその問は0点となる。マークシートだから色々と簡単には点を取らせない方法を考えているのだろうか。あやふやな知識では解けないということだと思う。
解答方法を間違えるというハプニングはあったものの、なんとか時間ギリギリで全問解答した。あとは合格ラインを超えていることを祈るだけだ。
さて、1級の試験を終えて昼食のため駅方面へ向かう。前回と同じ店で昼食を取ろうと思っていたのだが...、なんと店がやっていない! どうも店じまいしてしまったらしい。前回が2年前だから、その間に色々変化があったということか。仕方がないので、駅近くの王将に入って餃子定食を頼む。王将もここ2〜3年は全く行かなかったと思う。久しぶりだが、ご飯の炊き方はイマイチだったか。
午後は改めて2級の受付をして、受験する。やはり1級の受験者より人数が多く、会場も2教室使われていた。とはいえ、固体分野と比べるとかなり人数は少ないか。2級は1級のような変則的な解答方法はなく、素直に1問1答形式のマークシート。こちらはそれほど難しいという感じもなく、残り時間10分ほどで全問解答できた。時間的には丁度良い問題数のような気がする。こちらはほぼ大丈夫だろう。
しかし、午前午後と連続での試験は疲れた。帰りは普通列車でのんびりと、4時間くらいかけて帰ったろうか。帰宅すると21:00ちょっと過ぎか。早朝から夜まで疲れたが充実した1日だった。少しこれで気が楽になったか。
特急ときわ号
祝! 大隅先生の立て看だ
お昼のキャンパスはとても気持ちよかった
