今年も計算力学技術者認定試験の試験日を迎えた。
一昨日土曜に受験、今回は熱流体分野の受験だったがはてさて...。
会社の方針や、自分のスキルアップについて考える事が多くなり、去年に続いて計算力学技術者認定試験を受験して来た。去年から所属しているテクニカルセンターに「技術アドバイザー」なる制度が出来、なぜかぼくがそのひとりとして指名されてしまった。まあ、業務経験はわりと長い方だとは思うのだが、今まで資格と言うものには縁がなく、特に困らなかったのでそのまま過ごして来た。去年そんな事があって、今一度自分のスキルを振り返ってみた時、資格を取っておいた方が良いのではないかと考え、受験をした訳だが、はっきり言って試験は難しかった。
去年は、固体FEM分野の受験をしてなんとか合格。
今年は、業務が流体関係なので熱流体分野に挑戦した。受験を申し込んで標準問題集を購入し、とにかく試験勉強は、その問題集のみにしぼった。去年は、材料力学の問題集も一冊別に買ったのだが、結局半分も解かずに標準問題集を中心にやったのを覚えている。全く同じ問題が出る訳ではないが、似た様な問題が出題される事と本番の形式に慣れる意味では必須のアイテムだろう。
今年も同様に標準問題集中心に解き進めたが、1級はとにかく量が多くて難しく感じた。ところが、勘違いをしていて、3分野あるうちの1分野を選んで解答すれば良いとの事で、全部問題集に目を通す必要はなかった様だ。試験一週間前にちょっと焦ったが、まあその一週間は選択分野の問題に集中した。
こういう機会でないと勉強しないのは困り者だが、去年受験勉強をして、それほど興味がわかなかった固体分野の内容が、非常に面白いと感じる様になった事は良かったと思う。
今年も大岡山の東工大キャンパス。1級の試験は朝が早いので、群馬から新幹線で上京する。
印象としては、固体分野より人数が少ない事。やはり業務としては固体関係者の方が多いのかもしれない。後は、OpenFOAM関係で色々とご活躍されているK氏が1級の受験に来ていた事に少し衝撃を受けた。彼などはもう取っているものと思っていたが、今まで受けてなかっただけなのか...。
さて、試験であるが1級は本当に難しかった。選択問題はマークシートで解答用紙が別になっているのだが、記述式の問題がほとんど解けない!
自分の言葉できちんと説明する事が出来ないと言うのは、やはり理解が不十分だと言う事だろう。後は選択問題でなんとか合格ラインまで行って欲しいが、記述問題の出来はやはり悔しい。改めて自分の知識の足りなさや理解度の低さを認識した。
午前中の1級試験は終了、昼食をとって午後からの2級の試験を受験。
2級に関しては、すべてが選択問題のマークシート方式であり、標準問題集をやっていた事でなんとか合格出来るのではないかと感じている。一日、とにかく疲れた...。
昼食は去年と同じく「味秀」でランチ、今回は生シラス丼。
