先週末土曜日、計算力学技術者認定試験が行われた。
場所は、大岡山の東京工業大学。自分は、1級と2級の両方を受験するため、午前中は1級、午後から2級という予定で、群馬から上京。試験開始40分前の9:20には会場にいないといけない、と言う事だったので、高崎から新幹線で東京まで移動、JRと東急を乗り継いで、9:00過ぎくらいに会場に到着した。少し時間もあり、控え室でテキストの復習をやっていたが、当日はあまり集中出来ない。どちらかというと、早く始まって、早く終わって欲しいという感覚だったろうか。
さて、午前中の1級であるが、いきなり難しい!!と感じた。最初に変形こう配テンソルとグリーンラグランジュ歪みの関係などが出て来たが、やはり見慣れない式の形をしていると戸惑い、「あれ、どんな形だったっけ」と焦ってしまった。
とりあえず、わかる所をやって気を取り直し、4択問題はわからなければ決め打ちでやって行くという方法を採用した。問題の難易度から、まず全問正解などは無理だと思うので、なんとかどの分野も半分以上正解であって欲しい。しかし、今回の受験で知っているつもりの知識でも、なかなか自由に使えない事が分かった。試験の前の週に、小寺先生のCAE解析塾を受けたが、試験問題は普通では解けないと言われていた意味が理解出来た気がする。業務では使わないような内容は、とっさの時には引き出せない物だ。
1級の試験が終わると昼食休憩。駅の近くで食べようと思ったが、時間が時間なのでもちろんどこも満員に近い感じだった。結構歩いて、商店街も外れにくると、一件良さそうな店があったので、そこに決める。ヒラマサ刺身丼とうどんのセット。和食の店の様だ。
ヒラマサはなかなか美味かった。次の試験まで結構時間があったので、ゆっくりと昼食をとる事が出来、午前中の事は一時忘れて、昼食後再び会場へ向かった。
午後の2級は1級と異なり、完全なマークシート方式。共通一次試験を思い出す。
しかし、こちらも意外に手強い問題が続々と...。とにかく問題数が多くて解答時間が1分もないのに、やたらと計算が多い問題が出題され、こんなのは答えを覚えてないとすらすら解けないのではないかと思った。まあ、こちらもとにかく全問回答はしたので、後は正解が基準に達しているかどうかだろう。勘違いした問題もあったかもしれない。
勉強した事で、固体力学の面白さが分かったのは収穫だった。二ケ月後の結果がどうあれ、今後はもう少し深く内容を追求したいと思う。
昼食時はホッと一息。