毎年恒例のApple Storeでの初売り、何が面白いかと言うと限定販売のLucky Bagにならぶ列であろうか。今年は、ぼくも話の種にと並んでみた。
年末年始は、岐阜県の実家で過ごすので、一度Apple Store栄の初売りでLucky Bagを買いたいと思っていた。たぶん、3年前に思い立った事なのではなかったか。きっかけはiPod touch。何気なく購入したデバイスだが、その使いやすさからApple製品の魅力を知る様になった。古くて買い替えを検討していたPCもMac Book Proに乗り換え、touchとのiTunesの同期もスムーズになり、その後はルーターやタブレットなどもそろえて行く事になる。
最初に思い立った3年前、当日の早朝に始発で栄まで出かけたのだが、その頃にはすでに定員に達して買えなかった事を思い出す。翌年はどうしようか迷っていて、結局面倒だからやめようと諦めた。その翌年、つまり去年は夜くらいから並び始めれば大丈夫だろうと思っていた所、夕方の時点で150人くらいだとネットに情報が流れ、それから行っても多分間に合わないだろうと、結局諦める事になった。
今年は、今までの情報から昼頃に並ぶ事を決意。午前中に出発してちょうど正午過ぎに栄に到着。ラシックで昼食でもしてから並ぼうと思ったが、閉まっていたのでApple Storeまで行ってみる。結構みんな並んでいたので、ちょっと心配になりそのまま行列の最後につく事にした。実際並ぶのは初めてなので、どの程度まで買えるのかわからなかったが、後ろの人が「ここならまだ大丈夫」だと通行人に話しているのが聞こえたので、ちょっと安心して並んでいた。
ぼくの後ろの人も初めて並ぶと言う。寝袋は用意してなくて、薄いプラスチックシートの重ねたような物を用意している。ミリタリーファンの様で、服装は迷彩色のそれっぽい格好。しかし、暖かそうだ。
夕方になって一度列を整理し始めた。Lucky Bagを買うのか買わないのかを聞き、人数を確認している。午後6時の時点で、すでに限定個数の人数まで達し、「買えません」と言われた方々は引き上げて行く。結構本格的な装備を持って来て、残念そうに帰る人も見えた。夕方だったら間に合わなかっただろう。まずは関門突破。
しかし、夜の寒さはきつかった。例年より暖かいと言うが、それでも結構冷たい風は吹くし、行列の経験がない慣れない身としては、かなり肌身に応えた。一応ジャンバーを2枚重ね着し、寝袋にみの虫のように入る。地面との間に断熱シートなどがあればかなり寒さは和らいだかもしれない。慣れている人はそれなりのシートを敷いていた様だ。夜のイルミネーションは綺麗だったが、寒さはつらかった。それでも雨が降らなかったのは非常に幸運だったと思う。本当に良かった。
札幌は雪だったと言うが、それでも行列する方々は半端な熱意ではないな...。とてもまね出来るものではないだろう。
夜に振る舞い鍋を提供して頂く方々がおられたが、あの美味い鍋はとてもありがたかった。
朝になって、整理券配布。初めて手にした整理券になぜかとても感動を覚えた。暖かいコーヒーとカイロも配られて本当にありがたい。単に並んで寒い夜を明かしただけの事が、なんでこれほど感動的なのかわからないが、とてもうれしい気持ちでいっぱいだった。こんな経験はもう出来ないだろう。次に並んでもおそらくこんな気持ちにはならないだろうな。
そして開店! 待ちに待ったLucky Bagである。店員さんに導かれて店内へ。所定の位置で待機している所にLucky Bag到着、支払いを済ませて中身を確認。赤い封筒が見えたので、店員さんの「当たりですよ!」の声にちょっと期待。
出たのはiPad miniだった!
なかなか良いではないか。写真を撮って頂いて、店内を後にする。目的は達せられた。
今回の中身は、
・iPad mini 16GB
・スマートカバー
・BLUEBUDS X ヘッドフォン
・Logicool モバイルブームボックス
・stem izon view ビデオカメラ
・mophie juice pack air モバイルバッテリーケース
・Squareリーダー
・Tシャツ
以上かな。
良い一年となる事を期待したい。

夜のイルミネーションは綺麗だったけど...。

初売りの行列。
良い買い物だったと思います。